大昔、「巨人、大鵬、卵焼き」が日本人が大好きだった時代があったらしい。
想像するに巨人戦の話や、大鵬の話をすればちょっとした会話の時に不自由せず楽しめたのではないだろうか。

先週までの日本はよるとさわると、W杯日本代表の話ばかり。テレビや新聞、ネット中あふれかえっていた。
ひるがって、W杯で日本がグループリーグで敗退を決めると、ニュースからはW杯がまるで終わったかのように消えてしまった。
内容的には、これからが真のW杯だと思うのだが。
あまり大きく扱われないのは、日本代表が強いという幻想を、世界の強豪の試合を見て壊したくないという思いで、W杯決勝トーナメントで行われる本当の世界レベルのゲームを見ることで認識させられる現実を直視したくないのだろうか。
それもあるだろうが、現実は、ただ多くの人間と共有できる「楽しい話題」が「W杯で戦う日本代表」の試合で、多くの人と共有できる「楽しい話題」を持ちたいだけだったのだろう。負けたことで、それは「楽しい話題」から「つまらないい話題」に変わってしまったのだから。
日本人にとってのW杯とは4年ごとにやってくる、みんなで酒を飲む時のつまみとしての「楽しい話題」でしかないのだろう。

ジーコ監督のコメントによると、日本戦が3試合中2試合が日本にちょうど良い時間に放映されたのは、日本のテレビ局からの圧力によるものだそうだ。
そうだろう、もし自分が関係者であったら、グループリーグ突破の可能性が少なければ、どうせ負けるのであれば、3試合の中で放映権料に見合う視聴率は欲し い。そうであるならば日本時間午前3時より、午後10時の方が視聴率はとれる。だからFIFAに要求するのは当然のことであろう。FIFAにしてもメイン のスポンサーに日本企業は多いのでむげにはできない。
そうなると、テレビ局は日本戦の条件を良くし日本を確率の低い勝利に僅かでも近づけることよりも、視聴率を優先させることが大事だ。
それは、日本人がブラジルや韓国の国民のように何時であっても必ず試合を見るのではなく、時間があえば見る程度だから10時にしなければならない、視聴者のために。
ということは、日本人の視聴行動が今回の日本代表敗北の遠因になった。
テレビ番組が、日本代表が強いとか必ずグループリーグを突破するとか、甘言を連ねて視聴者を煽っているのも、視聴者が見たいから。そういう番組を望むか ら。テレビ局は営利企業だから視聴率にならないことは一切やらない。巨大な数字がとれるからW杯の放映権に莫大な金額を投資するのだ。
巨大な視聴率は、多くの人と共有できる貴重な「楽しい話題」であるから、視聴者に都合の良い時間に放映する義務があるのだ。

この流れは選挙と同じだ。話題がある選挙は投票率が良い、しかも日曜日なら、夜まで投票所が開いてればさらに投票率はのびる。
選挙が間近なときだけ話題に上がる。その後は無関心。W杯後のサッカーにも無関心なのと同様に。
そして、結果に対して怒らない。当然だテレビ番組に怒ってもしょうがない。

だから、日本代表が負けて楽しく飲む話題が減っても、また別の「楽しい話題」を与えてくれますよ、テレビ局が。

2件のコメント »

  1. 「ワールドカップ、どこに行っちゃたのかしら???」ってぐらい番組もCMも見なくなりましたね。

    日本人が外国と対等に戦える体格になるまで、あと何十年、何百年掛かるんでしょうね。

    夏はバレーボールでしたっけ?

    コメント by mado — 2006/06/28 水曜日 @ 19:49:15

  2. うーん、体格で言ったらメキシコだってそんなに日本人と化湾無かったような気がしますが。

    2敗1分の成績で帰ってきた代表を温かく迎えちゃダメでしょ。
    本気で決勝リーグを狙うなら、サポーターもそういう気持ちにならなきゃ。敗退しても当然だと思ってるから、お帰りなさいってなっちゃうんだと思うよ。

    コメント by jescio — 2006/06/29 木曜日 @ 18:03:45

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